
はじめに:なぜ今、投資が注目されているのか?
「投資って難しそう…」「損するんじゃない?」
そう思っている方は多いかもしれません。しかし、現在は物価上昇(インフレ)の時代。銀行にお金を預けておくだけでは、お金の価値が目減りすることもあります。
そこで注目されているのが「投資」です。
この記事では、投資の基本を初心者にもわかりやすく解説します。
投資とは?貯金とは何が違うの?
🔹 投資の定義
投資とは、将来の利益や成長を期待して、お金を株や債券、不動産などに預ける行動のことです。
つまり「お金に働いてもらう仕組み」を作るイメージです。
🔹 貯金と投資の違い

項目 | 貯金 | 投資 |
---|---|---|
安全性 | 高い(元本保証) | 変動あり(リスクもある) |
利益 | ほぼゼロ(金利が低い) | 利回りは年数%〜変動 |
目的 | お金を守る | お金を増やす |
投資と投機の違いって?
よく混同されがちですが、「投資」と「投機」は違います。
- 投資:長期的な視点で成長を期待して資産を保有すること
- 投機:短期間で価格差益を狙って売買すること(ギャンブル性が高い)
たとえば、インデックスファンドを10年保有するのは「投資」、1日で株を何度も売買するデイトレードは「投機」に近い行動です。
投資の主な種類
1. 株式投資
企業の株を購入し、配当金や値上がり益(キャピタルゲイン)を狙います。
例:トヨタ、ソニーなど
2. 投資信託(インデックスファンド)
複数の株式や債券がパッケージになった金融商品。プロやAIが運用してくれるので初心者にも人気。
例:eMAXIS Slim S&P500、SBI・Vシリーズなど
3. 債券投資
国や企業にお金を貸して、利子を得る投資方法。元本が比較的安定しやすい。
4. 不動産投資
マンションやアパートを所有して、家賃収入を得たり、将来の値上がりを狙います。
投資を始める前に知っておきたい「3つの基本原則」
① 長期投資
短期間での利益を狙うのではなく、10年〜20年単位でじっくり育てる意識が大切です。市場は上がったり下がったりしますが、長期的には成長する傾向にあります。
② 分散投資
「卵は一つのカゴに盛るな」という投資の格言があります。
複数の商品に分けて投資することでリスクを減らせます。
③ 複利の力を活かす
たとえば、100万円を年利5%で運用し続けた場合:
年数 | 元本+利益 |
---|---|
1年目 | 105万円 |
10年後 | 約162万円 |
20年後 | 約265万円 |
複利とは、「利息がまた利息を生む」仕組み。時間がたつほど強く働くため、早めに始めるのがカギです。
初心者におすすめの投資スタイル
「何から始めればいいかわからない」という方には、以下がおすすめです。
- つみたてNISAでインデックス投資
毎月少額(100円〜)から始められ、税制優遇もあります。S&P500や全世界株式のインデックスファンドが人気。おすすめというか王道。この定額で定期間毎に投資する方法をドルコスト平均法といいます。 - 少額での株式投資(単元未満株)
SBI証券やLINE証券では、1株から株を買えるサービスも。インデックスに飽きた方がここから手をだすケースが多いと思います。私もそうでした。個人的な意見ですがこっちは多分やらなくてもいいです。個別で買って資産拡大を狙うアクティブ運用は基本的に上記のインデックス運用にパフォーマンスで勝てないと言われているため。

まとめ:投資は「難しいもの」ではない
投資は、将来の自分や家族のために「今のお金を活用する」手段です。
もちろんリスクはありますが、正しい知識と長期視点があれば、誰にでも取り組めます。
最初は少額から、まずは仕組みを理解して、「貯金+投資」のハイブリッド資産形成を目指しましょう。
ひとこと
ちなみに私はNISAで「SBI.V.S&P500インデックスファンド」に投資しています。正解はありませんが、今から始める方は「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」か「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)のどちらかが鉄板だと思います。
次回予告
次の記事では、「インデックス投資の基礎用語」をお届けします。
初心者がこれだけ覚えておくべきという用語を解説します!