【個別株発掘】藤井産業の分析【9906】

ファンダメンタルズ分析が趣味になりつつあるので記録に残します。投資は自己責任で。

ファンダメンタルズ分析


各種情報

業種 卸売業

決算期 3月

時価総額 246億円

PER 6,5倍

PBR 0.63倍

EPS 437,5

ROE 11,2

ROA 5,7

流動資産が負債を超えており、キャッシュリッチ体質。不況時の倒産リスクが低いと考えられる。

セグメント収益が分散されており、全体的に増収、増益傾向。


業績推移

2023年3月期から2025年3月期まで2期連続増収達成

営業利益、経常利益も2期連続増益

増収の継続、利益率向上が確認できる。

今期(2026年)3月期は増収・減益見通し


財務体質

自己資本比率56%から改善中。ROEは11,2%で高水準

売上営業利益率5,5%

収益性、財務健全性ともに良好


株主還元とバリュエーション

配当利回り4,6% 配当性向29,7%

株価の理論値は5,093~5,121円。現株価(2,825円)の1,8倍水準

割安かつ高配当で理論株価との乖離が大きい点が魅力か


注意点

今期の利益は減益予想で次期以降は慎重な見通しになっている。

大型投資により、投資CFが大きくマイナス。


ファンダメンタルズ分析まとめ

  • 業績推移は2期連続増益
  • 財務は安定した自己資本比率に高ROE
  • バリュエーションは割安
  • 高配当で持続性は期待
  • リスクとして今期は減益見通し、構造改革の動向は要注目

テクニカル分析


現在の株価は「2826円」

テクニカル指標(週足)の分析


RSI

直近63,7と過熱感はなく上昇余地あり。短期的には低下中(利確売りが出ている可能性を示唆)


移動平均線

25日線、75日線、200日線が上向きでパーフェクトオーダー(短期>中期>長期)。上昇トレンドを示唆し、中長期の保有に安心感あり。


ボリンジャーバンド

標準偏差内に収まっている


出来高

落ち着いており、過熱感はなし。少なすぎで放置され続ける可能性ありか。


MACD

ゴールデンクロス発生中・上昇トレンド。ゼロラインも抜けているため中長期の上昇が強いと考えられる。


yahooファイナンス

テクニカル分析まとめ

  • トレンドは強気
  • MACDはゴールデンクロスで買いシグナル
  • レジスタンスは抵抗ラインに接触
  • 出来高は穏やかだが少なく閑散としている状態

総合評価・まとめ

テクニカルの指標は上昇局面を示唆、ファンダメンタルズ的にも健全。中長期的には割安&高配当+成長トレンドの魅力的銘柄か。ただし、減益に伴う調整局面もあり得るのと再編構想には注意。大型投資による投資CFもマイナスなので留意しておくことも大切か。また、出来高がしばらく少ない状態が続いている。

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