【初心者用】日本高配当株投資を始めるために覚えておきたい基本用語10選【個別株】

はじめに

日本株の高配当投資は、安定したインカム収入を狙える人気の投資法です。特に長期保有による資産形成や、定期的なキャッシュフローを重視する人に適しています。

この記事では、高配当株投資を始めるにあたって最低限押さえておきたい基本用語を10個に厳選して、初心者にもわかりやすく解説します。

1. 配当利回り(はいとうりまわり)

株価に対して、年間どれくらいの配当金が支払われるかを示す指標です。

計算式:年間配当金 ÷ 株価 × 100(%)

例:配当100円・株価2,000円 → 5%の利回り

高利回りは魅力ですが、極端に高い場合は減配リスクにも注意しましょう。

2. 配当金(はいとうきん)

企業が利益の一部を株主に分配するお金です。年に1〜2回支払われ、保有株数に応じて受け取れます。企業の業績や配当方針により増減します。

3. 権利確定日(けんりかくていび)

この日に株主名簿に記載されていることで、配当金や株主優待の権利が得られます。

注意:実際の購入は「権利付き最終日」までに行う必要があります。

4. 配当性向(はいとうせいこう)

企業の利益のうち、どれだけを配当に回しているかを示す指標です。

計算式:配当金 ÷ 純利益 × 100(%)

配当性向が高すぎると、業績悪化時に減配の可能性が高まります。

5. 減配・増配

  • 減配:前年より配当が減ること。
  • 増配:前年より配当が増えること。

連続増配企業は株主還元姿勢が強く、投資先として人気があります。

6. 株主優待

企業が株主に提供する自社商品やクーポン、割引券などのサービスです。日本独自の制度で、配当利回りに加えた「実質的な利回り」として注目されています。

7. PER(株価収益率)

株価が企業の利益に対して割安かどうかを見る指標です。

計算式:株価 ÷ 1株あたり純利益(EPS)

一般にPERが低いほど割安とされますが、業種により基準は異なります。

8. PBR(株価純資産倍率)

株価が企業の純資産に対してどれほどの倍率かを示します。

計算式:株価 ÷ 1株あたり純資産(BPS)

PBRが1倍未満であれば、資産価値より株価が安い可能性があります。

9. ROE・ROA

ROEとは、**「Return on Equity(自己資本利益率)」**の略で、株主(=自己資本)の出資に対して、どれだけ効率よく利益を上げたかを示す指標です。

ROAとは、**「Return on Assets(総資産利益率)」**の略で、企業が保有する総資産(=借金+自己資本)を使って、どれだけ効率よく利益を生み出したかを示す指標です。

10. 配当利回りランキング(ツール)

証券会社のスクリーニング機能や株探などのサイトで、配当利回りの高い銘柄を簡単に探せます。銘柄選びの第一歩として活用すると便利です。

まとめ

高配当株投資を始めるには、まず基本用語の理解が不可欠です。今回ご紹介した10の用語をマスターすれば、より正確な銘柄分析や投資判断ができるようになります。

次は実際に配当利回り・財務健全性・業績推移などを比較して、自分に合った銘柄を探してみましょう!

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