目次
① 総合判断:中期視点での押し目買い局面、短期は慎重に推移観察を
ホンダはEV・ハイブリッド戦略を軸に世界展開を進める大手自動車メーカーです。ファンダメンタルズは割安かつ配当利回りも高水準短期では関税負荷や業績調整もありリスクが残ります。
中期〜長期の反転局面を見据えた押し目買い戦略が現時点では戦略的と判断します。
② 銘柄概要(2025年6月株探データ)
- 時価総額:約7兆2,864億円
- 発行済株式数:52.8億株
- 現在株価:1,380円(2025年6月26日終値)
- 配当予想:1株70円(配当利回り5.07%)
③ ファンダメンタル分析結果(株探データより)
指標 | ホンダ(7267) | 業界平均 | 評価 |
---|---|---|---|
PER(予想) | 22.9倍 | 約14倍 | ✖(やや割高) |
PBR | 0.46倍 | 約1倍 | ◯(割安) |
ROE | 6.68% | 約8% | △(やや低め) |
配当利回り | 5.07% | 約2〜3% | ◎(高配当) |
自己資本比率 | 40.1% | 約40% | ◯(健全) |
総合評価:B(割安配当+安定財務だがPERや収益性に注意)
④ テクニカル分析結果(株探週足チャート反映)
- 現在値:1,380円付近
- 52週レンジ:1,156~1,801円
- 短期線・中期線・長期線上下混在、三役揃い崩れ傾向
- MACDはわずかにゴールデンクロスの兆しも
- 出来高は調整中だが底堅さを示唆
テクニカル評価:C(調整中だが、反転兆しを確認したい)
⑤ 最近のニュースと見通し考察(2025年5〜6月)
🔸 EV戦略の再評価
- EV比率目標を30%から20%へ調整、ハイブリッド13機種投入へ
🔸 関税負荷による減益
- 米国関税負担で営業利益は約5,000億円へ▲59%と大幅下方修正
🔸 小型EV(“Honda 0 Series”)発表
- 北米向け3万円以下EVを2026年投入予定
ニュース評価:B(短期コスト圧迫・中期構造改革に注目)
✅ 投資戦略まとめ
分析項目 | 評価 | 概要 |
---|---|---|
ファンダメンタル | B | 配当・財務健全、PER高めで割高感あり |
テクニカル | C | 調整過程、反転確認が鍵 |
ニュース/見通し | B | EV再編とコスト圧迫が交錯 |
📌 投資判断:中期~長期の押し目買いを検討。短期は慎重に、反転シグナルを確認したい。
引用元
ひとこと
トランプ大統領のおかげで含み損です。
※本記事は情報提供のみを目的としており、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任で行ってください。