はじめに:積立NISAとは?
「投資を始めたいけど、何から始めればいいかわからない」
そんな方におすすめなのが、NISA(ニーサ)です。
NISAは、少額から長期・分散投資を非課税で行える制度で、金融庁が選んだ信頼性の高い投資信託に投資できます。
最大の魅力は運用益が非課税になること。通常は20.315%の税金がかかる運用益が、NISAなら0円です。

ステップ1:NISAを始める目的を決めよう
まずは「なぜNISAをやるのか?」を明確にしましょう。
- 老後資金をつくりたい
- 将来の教育費に備えたい
- まずは投資の第一歩を踏み出したい
目的によって、投資額や投資期間、商品選びも変わってきます。
ステップ2:証券口座を開設しよう
NISAを利用するには、NISA対応の証券口座が必要です。以下の3社が人気です:
- SBI証券(商品数が多く、Vポイント投資にも対応)
- 楽天証券(楽天ポイントが貯まる&使える)
- マネックス証券(つみたて設定が柔軟)
いずれも口座開設・積立NISAの申し込みは完全無料。
マイナンバーカードと本人確認書類(運転免許証など)があれば、スマホで最短翌日から投資が始められます。
ステップ3:投資する金額を決めよう
NISAの積立枠では、年間の非課税投資枠は最大120万円(月10万円)です(※2024年の新NISA制度基準)。
最初は月1万円〜3万円程度からのスタートがおすすめ。
無理なく継続できる金額で、「貯金と並行して」投資するのが安心です。
ステップ4:インデックスファンドを選ぼう
NISAで選べる商品は、すべて金融庁が基準を満たした長期運用向けファンドです。
特に初心者におすすめなのがインデックスファンド。
インデックスファンドとは?
日経平均やS&P500などの「指数」に連動して運用される投資信託。
市場全体に投資するイメージなので、分散効果が高く、手数料も安いのが魅力です。
人気のインデックスファンド例
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
- eMAXIS Slim 全世界株式 オールカントリー

投資対象が「米国」か「全世界」かの違いが主な選び方です。個人的には全世界株式(オルカン)が一番無難だと思います。
ステップ5:毎月の積立設定をしよう
証券口座が開設できたら、積立金額・商品・積立日を設定します。
設定のポイント:
- 積立金額:月1,000円〜設定可能(証券会社による)
- 積立日:毎月1日や10日など選べる
- 自動引き落とし:銀行口座やクレジットカード連携が可能
一度設定すれば、あとは自動で毎月コツコツ投資が進んでいきます。
ステップ6:長期的な視点で継続しよう
積立NISAの最大の効果は「時間」です。
たとえば、年5%のリターンで月3万円を20年間積み立てた場合:
積立年数 | 元本 | 想定資産 |
---|---|---|
10年 | 360万円 | 約470万円 |
20年 | 720万円 | 約1,010万円 |
複利の力によって、後半ほど伸びが大きくなります。焦らずコツコツ続けましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. NISAは途中でやめられる?
A. いつでも解約可能です。ペナルティもありません。
Q. 元本割れするリスクはある?
A. あります。ただし、長期・分散・積立によってリスクは大きく軽減されます。
Q. NISAとiDeCoの違いは?
A. iDeCoは老後資金専用で全額控除対象・60歳まで引き出し不可。NISAは自由に引き出せます。
まとめ:NISA×インデックス投資は最強の組み合わせ
NISAは、投資初心者にとってもっとも手軽でリスクの低いスタートラインです。
特にインデックスファンドは、「低コスト」「分散投資」「長期的成長」と3拍子そろった優良商品。
まずは月1万円から、自分のペースで始めてみましょう。
未来の自分のために、今日が一番若い日です。
今すぐ積立NISAで資産形成をスタートしましょう!